東北芸術工科大学とのコラボレーションによる
東日本重粒子センター内のデザインを公開しました
2020.11.11

ホームニュース一覧東北芸術工科大学との…
共同記者会見の様子(中央:玉手英利山形大学長、中央左:中山ダイスケ東北芸術工科大学長)両学長が手に持っているのは院内サインについて掲載されることが決まった中学美術の教科書
共同記者会見の様子(中央:玉手英利山形大学長、中央左:中山ダイスケ東北芸術工科大学長)
両学長が手に持っているのは院内サインについて掲載されることが決まった中学美術の教科書

 山形大学医学部附属病院では、4年前から東北芸術工科大学とタッグを組み、院内の案内表示(院内サイン)や壁・床面にアートとデザインを用いた利用者に優しい環境づくりに取り組んでいます。このほど来年2月から稼働する重粒子線がん治療施設「東日本重粒子センター」の受付ホールや附属病院とセンターを結ぶ66メートルの渡り廊下のデザインが完成し、報道機関に公開しました。
 10月20日(火)の共同記者会見で、本プロジェクトを主導する国際化担当副病院長の欠畑誠治教授は「センターを宇宙船に見立てた。患者さんは宇宙船に乗り込み、最先端の治療を受けるというコンセプトでデザインした。治療に向かう旅から必ず帰ってくるという患者さんの勇気を後押しできれば」と話しました。デザインを監修した東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科長の原高史教授は「がん患者さんの不安な気持ちを少しでも緩和できないかと考えた。笑顔で帰れる病院をキーワードとした。これからもわかりやすく、安らげる、優しい院内環境を目指していく」と意気込みを語りました。山形大学の玉手英利学長は「新たな院内サインは機能的に優れているだけでなく、来院される皆様を温かく迎え入れるハートが感じられる」。東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長は「病院は考えたくないシーンが多いが、ただ我慢の時間を過ごすのではなく、何かを得ていただけるシーンになれば」と話しました。上野義之医学部長は、両学のコラボレーションによる院内サインの取り組みが中学美術の教科書に取り上げられたことにも触れ「気持ちの変化に関与する芸術とデザインの力添えをいただき、最先端医療の提供に一層プラスになると確信している」と語りました。
 東日本重粒子センターでは12月14日(月)にWEB形式による開所記念式典の開催を予定しています。

令和3年度用中学美術の教科書(開隆堂出版)「デザインや工芸で学ぶこと」の事例として掲載
令和3年度用中学美術の教科書(開隆堂出版)「デザインや工芸で学ぶこと」の事例として掲載
附属病院と東日本重粒子センターをつなぐ66mの渡り廊下で
附属病院と東日本重粒子センターをつなぐ66mの渡り廊下で
渡り廊下には、宇宙船の窓から見える景色が描かれている
渡り廊下には、宇宙船の窓から見える景色が描かれている
廊下の先の自動ドアには新たに製作されたセンターのロゴを大きく配置
廊下の先の自動ドアには新たに製作されたセンターのロゴを大きく配置
受付ホールには、太陽系の8つの惑星を表したタペストリーが飾られており、今後8つの治療待機室とリンクさせる予定
受付ホールには、太陽系の8つの惑星を表したタペストリーが飾られており、今後8つの治療待機室とリンクさせる予定
受付ホールのエッグチェアで談笑する両学長
受付ホールのエッグチェアで談笑する両学長