| ご挨拶 | |||
| 藤井 聰 | ![]() |
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平成21年の春を迎えるとともに、基礎研究棟の耐震補強工事が終了し、改装された研究室に移動しました。
また、講座名を「器官機能統御学講座神経機能統御学分野」から「生理学講座」に改称し、新たに研究をス
タートすることになりました。教育スタッフとして、当講座には藤井聡、准教授高橋英嗣博士、准教授山崎
良彦博士、助教藤原浩樹修士、技術専門職員金子健也博士、事務上野幸子氏が属しています。 昨年10月に玉川大学脳科学研究所から藤原浩樹君が助教として当講座には赴任しました。藤原君は、工 学的に幅広い素養があり、動物の学習行動実験を担当するだけではなく、当講座内のエンジニアリングを一 手に引き受けて奮闘中です。さらに今年4月からは、耳鼻咽喉科講座の千田邦明君が研究に参加しています。 人手が足りないなかで、若い人に研究の機会を与える耳鼻科皆様の度量の広さに感銘を覚えます。 教室の研究テーマは、中枢神経シナプスの可塑性の分子メカニズムです。准教授山崎良彦君は、シナプス可 塑性におけるグリア機能の関与におけるニューロンとグリアの相互作用について、とくにオリゴデンドログ リアの機能に着目して研究しています。また、海馬神経回路網におけるニコチン性アセチルコリン受容体の 機能について、カリフォルニア大学アーヴァイン校のSumikawa先生と共同研究を続けています。藤原君は、 「忘却のメカニズム」について学習行動実験を行うべく忙しく準備作業をしております。藤井は相変わらず海 馬シナプス可塑性について研究を続けようとしています。これら分野に興味や関心のある学内外の若者の参 加を大いに期待しています。 当教室は、解剖学第2講座の後藤薫教授や若い人たちと一緒に研究を進めています。また、生理学研究所 分子神経生理研究部門の池中一裕先生や教室の方々、玉川大学工学部の相原威先生および玉川大学脳科学研 究所の塚田稔先生と研究面で交流を深めています。理化学研究所脳科学総合研究センター発生神経生物研究 チームの御子柴克彦先生と教室員の方々には、いつも藤井の長話に付き合っていただき恐縮しています。さ らに、教育面で土居勝彦校長および杉原敏道君をはじめ山形医療技術専門学校の皆様と交流を深めておりま す。学内外の皆様、これからも宜しくお願いします。 最近、藤井は千田君に電気生理学研究を始めるに当たっての心構えを講釈しました。電気生理学というの は「蟹工船」と同じで、一旦、暗いところ(実験室)に入ると長時間出てこれません。即ち、「蟹工船に乗 る覚悟をせよ」と申し上げた次第です。藤井の実験はwave watcher(波形を見る人)に徹するのですが、この ようなold styleの姿勢が継承されることを内心願っているからです。解剖学の後藤教授は自らの教室を「学 問道場」と命名し気を吐かれておられます。当教室を命名するならば「蟹工船教室」などということになる のでしょうが、もしそうするならば、若者の参加を大いに期待するなどと言って、却って若者を遠ざけてし まうのではないか、と悩んでおります。藤原君は「“生理学一生懸命学校”とか“電気生理学やるき塾”な んか良いじゃないですか?」といってますが、ピンときません。何かよい名前があったら教えていただきた く存じます。 平成21年4月22日 |
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| 過去の教授挨拶 |
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