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免疫学講座 |
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免疫学講座では、サイトカインと呼ばれる液性因子による免疫調節機構を解析し、免疫系が関わる様々な疾患の治療法や予防法の開発を目指します。
様々なサイトカインが免疫系の調節に深く関わっています。その中でもインターロイキン21 (IL-21)と呼ばれるサイトカインはT細胞から分泌され、多くの免疫担当細胞に対して多彩な作用を発揮します。IL-21は2000年に発見され、その後の研究の結果、アレルギー疾患、自己免疫疾患などとの関連が示唆されています。また、抗腫瘍効果が認められるサイトカインとして注目されています。さらに最近IL-21が炎症系細胞として注目されるTH17の分化に関わることが報告されました。我々はIL-21がいかにして免疫機能をコントロールしているのかをin vivoおよびin vitroで解析し、免疫疾患発症やその病態形成における役割を解明する目的で以下の研究を行っています。
1)IL-21による炎症性疾患の解析
炎症性の腸疾患は近年増加傾向にあり、そこを母地とした腫瘍の発生も問題となっています。IL-21を発現するマウスを用いて炎症性腸疾患や腫瘍の発症メカニズムを解析しています。
2)IL-21によるマウス乳がん発症の解析
IL-21の遺伝子発現マウスは高頻度に乳がんを発症することがわかりました。そのメカニズムを解明し、ヒト乳がん発症においてもIL-21が何らかの役割を担っているのかどうかを解析しています。
3)自然免疫細胞によるがんの制御機構の解明
詳しくは武田准教授のページをご覧ください。
興味のある方は研究室までお気軽にご連絡ください。
電話:023-628-5265
FAX:023-628-5267
<教室員紹介>
浅尾 裕信 (教授)
武田
裕司 (准教授)
斉藤 真一 (助教)
横澤 潤二 (技術専門職員)
山口 理紗子 (博士課程3年)
<大学院生募集>
令和7年度秋季大学院医学系研究科・医学専攻の大学院生を募集しています。
医学部出身者のみならず、他学部出身の方(学士修了者)が研究することも可能です。
興味のある方はいつでも浅尾まで電話かメールにてご連絡ください。
若い研究者の皆さんの参加をお待ちしています。
連絡先
電話:023-628-5263
e-mail:asao-h@med.id.yamagata-u.ac.jp
<抄読会>
ほぼ毎週木曜日に抄読会(Journal Club)を行っております。免疫学に興味ある方は木曜日17時に免疫学講座まで。
開催予定と変更等は、twitterにてご連絡します。(山形大学免疫学J.C. @Immunol_Yama)
<講義資料>
講義資料は医学部 Moodle に全てアップしてあります。
<第65回 日本細菌学会東北支部総会>
平成23年8月18日(木)〜 8月19日(金)の2日間、第65回 日本細菌学会東北支部総会を山形で開催しました。