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040625:八戸工業大学(生物環境化学工学科) ホタテ貝殻の消臭・除菌力実証

 八戸工業大学(生物環境化学工学科) ホタテ貝殻の消臭・除菌力実証
 ホタテの貝殻の特性研究で、貝殻が抗菌、消臭効果などの“ホタテパワー”を持つことを実証。内装材、除菌剤など画期的な製品を次々と商品化し、国内、海外で大きな反響を呼んでいる。
 研究に取り組むのは、青森県八戸市の八戸工業大学生物環境化学工学科の小山信次教授(六〇)を中心とする研究スタッフと、素材ベンチャー企業の「チャフローズコーポレーション」(本社・横浜市、笹谷広治社長)。平成十一年から共同研究を開始した。
 ホタテ貝の養殖が盛んな青森では、年間五万トンの貝殻が放棄される。その有効利用研究を進める中で、粉砕し高温で焼成、酸化させてできたセラミックスが化学物質軽減分解機能や除菌、消臭など驚異的なパワーを有することを証明した。
 商品の中でも脚光を浴びているのが、シックハウス症候群対策に有効な壁材。発がん性物質ホルムアルデヒドやダイオキシン除去、消臭、遠赤外線効果など多くの効果で、建設省の新技術として推薦を受けた。米国など海外の一流ホテルなども採用を検討している。
 貝殻セラミックスの特許は三十件以上に上り、現在、病院内感染が社会問題化しているMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)対応の国際特許に向け準備中。製品開発も順調で、今月、通常の50倍のカルシウムを含む発芽玄米の販売を開始した。来年早々には米国で水虫薬を発売する。
 小山教授は「生体材料は自分の身を守る機能を持つ素晴らしい素材。『ごみは宝なり』です」と話している。