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ダイオキシンとは

「ダイオキシン」とは通称であって一つの化学物質ではありません。性質の似た有機塩素化合物を総称して「ダイオキシン」と呼んでいます。正確には75種類のポリ塩化ジベンゾパラダイオキシン(PCDDs)と、135種類のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)の総称です。
 これらダイオキシンの基本構造は6つの炭素が正六角形に結合したベンゼン環ふたつを酸素が橋渡しした形をしております。PCDDsの場合は二つの酸素、PCDFsの場合は一つの酸素がベンゼン環の結合の役目をはたしております。ダイオキシン(PCDDsとPCDFs)の基本構造は下図のようになります。

ジベンゾパラダイオキシン

ジベンゾフラン

 PCDDsとPCDFsは上の図の1〜4および6〜9の位置の炭素のPCDDは75種類、
PCDFは135種類もの異性体があるわけです。

 PCDD及びPCDFの異性体の数
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塩素原子数 PCDD異性体の数  PCDF異性体の数
1      2         4
2     10        16
3     14        28
4     22        38
5     14        28
6     10        16
7      2         4
8      1         1
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 PCDDsのうち、2・3・7・8の4つの位置に塩素がついたものが最も毒性が強く、一般にダイオキシンと呼ばれています。その構造は下の図のようになります。

2,3,7,8-TCDD(四塩化ジベンゾパラダイオキシン)の構造

 ダイオキシンは種類によって毒性が大きく異なるので、毒性を評価するときには、2, 3, 7,8-TCDDの毒性を1として、他のダイオキシンの毒性の強さを換算して評価します。
この場合にはTEQという単位が使われます。