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蔵王協議会会長
嘉山 孝正
 蔵王協議会を発足させてから4年目に突入致しました。この間、教授会、教室委員会、関連病院長会、山形県健康福祉部、山形大学医学部医学科学生の皆様の御蔭様で種々の成果をあげて参りました。特に、県内の主立った病院、山形県と大学医学部との意思の疎通が良くなった事が一番大きな成果と考えます。

  事実、本年7月20日に開催された蔵王協議会はその成果が充分にあがった典型でした。議事内容は大学医学部附属病院から関連病院への医師の転出入の妥当性を検証する委員会の設立に関するものでした。この会議では、関連病院長会の先生方から活発なご意見がでて、蔵王協議会発足時と比較すると、隔世の感があります。発足時には、蔵王協議会会報1号、2号に掲載されておりますが、私の説明不足で、不明確に理解され、関連病院長会や県行政、県医師会の先生方からのご意見は少なく、ほとんど教授会主導でした。

  しかし、山形県健康福祉部長青山先生のご理解も加わり(行政で可能な事は行政で、医師や医療の質の検証は医学界というごく当然のコンセプト)、蔵王協議会が、全国でも最も健全に、医療全般を科学的に、また、地域や各病院の意見や希望を合理的に検証しながら、山形県の医療を良くしようとしていることは文部科学省、厚生労働省や地元は勿論のこと全国区のマスコミからも評価されるまでになりました。その一つに山形大学医学部から文部科学省の地域医療振興プログラムの選定委員がでたこと、医学教育問題点の調査研究委員会の委員も選任された事からも検証できます。ひとえに、蔵王協議会の会員の皆様の本会の機能をご理解頂いたことと、御努力の賜物と思っております。

  向後の本会の機能と仕事ですが、従来の足りない点としては、山形県医師会の先生方との協議が少なかったことがあります。医師会の先生方とも本音で、一緒にこの山形県の医療業務を世界に誇れる情報と制度、考え方を創成する協議会にすることができると信じております。従来、日本の社会は縦割り業務で行われがちで、そのためにいろいろな不合理が起きていたと思います。例えば、医師会の先生方にお願いした方が肌理細かい医療ができる患者さんを大学病院がみていたりと不適切な医療があったと思います。

  従来より述べておりますが、大学病院は世界に誇れる高度先進医療を徹底的に施行し、その後の日々の診療は関連病院や医師会の先生が担当するといった機能の明確化が必要です。患者さんにとってその方が合理的であり、機能分化により適切な医療がなされるからです。向後も国民の医療を色々な分野から考慮し実行できる適切な医療制度を発信できる協議会となることを確信致します。