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1.産科婦人科のメッセージ

  産婦人科は教授1名、准教授1名、講師2名、助教6名、病院助教14名の24名が在籍しています。最近少しずつ入局者が増えてきたとはいえ、少人数の医局なので、みんなで協力して診療、研究、および学生、研修医の教育を行っています。医局の雰囲気を示すエピソードを一つあげます。分娩後の大量出血のため患者さんが救急搬送された時、当直医が人手確保のために電話連絡を一本入れたところ、深夜2時の手術場ほとんどの医局員が集合していました。このようにお互い助け合い、協力する気持ちが全員にあります。雰囲気の他に、実質的に良いところをあげれば、なんといってもEBMに基づいた医療の習得と専門の研究ができることです。やる気、根気さえあれば日常診療で芽生えた疑問点を、臨床的、基礎的な面から徹底的に追求できます。産婦人科には周産期、生殖内分泌、腫瘍それと女性医学の4つの専門グループがありますので、エキスパートの意見を直に聞くことができます。


2.研修内容と特徴

選択必修科目として産婦人科を選び、かつ選択自由の12ヶ月間も併せて選べば最大13ヶ月間を産婦人科で研修することができます。特に産婦人科重点コースを選択すると、4月から産婦人科研修を開始することができます。医局の先生方、病棟スタッフと早くからコミュニケーションが図れるこのコースの選択をおすすめします。
人口の半分を占める女性の生理的、形態的、精神的特徴、あるいは特有の病態を把握することは、他領域の疾病に罹患した女性に適切に対応するためにも必要不可欠です。これらを把握するために、産婦人科における初期研修の行動目標は以下の3点です。
1)女性特有の疾患による救急医療を研鑽する。
2)女性特有のプライマリケアを研修する。
  思春期、性成熟期、更年期・老年期、それぞれの時期に特徴的な生理的、身体的、精神的変化を研修する。
3)妊産褥婦ならびに新生児の医療に必要な基本的知識と手技を研修する。
  妊娠分娩と産褥期の管理並びに新生児の医療に必要な基礎知識を学ぶ。
これらの行動目標を達成するために、さらに具体的な行動目標を設定しています。これらの目標を達成するために、卒後臨床研修期間および専攻医研修期間は、指導医を含む数人で形成されたグループの一員として、グループ診療を行ってもらいます。先輩の診断技術、治療手技、方法を学んで、自分のものにして、そして先輩から評価してもらう。毎日のこの繰り返し、積み重ねが一人前の産婦人科医になるための道です。
大学で卒後臨床研修を選択した場合でも、臨床研修協力施設(関連病院)において産婦人科を研修することが可能です。関連病院は分娩を多く扱っているので、周産期管理を学ぶのに非常に適しています。そのため、研修期間中は積極的に関連病院でお産の修行をしてもらいます。山形県内に7つの関連病院がありますので、関連病院の先生方と協力して充実した研修を提供します。


3.キャリアパス・取得可能な専門医、認定医

Q1. 産婦人科の専門医には何年目でなれますか?
A1. 卒後臨床研修(2年間)と専攻医研修(3年)を終了後に産科婦人科専門医の受験資格が得られます。遅くとも専攻医になった時点で日本産科婦人科学会へ入会する必要があります。

Q2. 山大産婦人科で専攻医研修するとどれだけの症例を経験できますか?
A2. 山大産婦人科は関連病院と連携することで、多くの症例が経験できます。
1)年間手術件数と執刀数の平均
     関連病院あたりの手術平均数 284 件/年
     専攻医の執刀経験平均数   104 件/年
2)年間分娩件数と経験数の平均
    関連病院あたりの分娩平均数   516 件/年
    専攻医の分娩経験平均数    128 件/年
(H22年度調べ)
・専門医受験資格として以下の経験が必要です。分娩症例100例(帝王切開執刀10例以上を含む)、手術症例50例(腹式単純子宮全摘術執刀5例以上を含む)、子宮内容除去術10例の経験が必要ですが、山大産婦人科で研修するとこの数字の5倍程度の経験症例数となります。
・研修中に論文を1編以上書く必要があります。平成25年度の専攻医の平均論文数は1.7編でした。
関連病院を含む教育システムが確立している山大だからこそ、専攻医研修中に産婦人科医師として、十分にひとり立ちできるようになります。

Q3. 産婦人科専門医の先のサブスペシャルティー分野は何がありますか?
A3. 産科婦人科には、腫瘍、周産期、生殖・内分泌、女性内科の4分野があります。産科婦人科専門医取得後、さらなる専門性を高めたい場合は積極的に各分野専門医を取得してもらいます

Q4. 将来、留学もしたいのですが?
A4. サブスペシャリティー専門医も取りたい、留学もしたい。本人の目標とモチベーションさえあれば全て叶えられます。留学前に博士号を取得するための研究指導もしっかり行っており、すべてのバックアップ体制は整っています。








4.問い合わせ先

直通電話  023-628-5393
担当者名 高橋一広
E-mail ktaka@med.id.yamagata-u.ac.jp
URL http://www.id.yamagata-u.ac.jp/ObGyn/index.html