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1.皮膚科のメッセージ

「皮膚科学」という分野は、当たり前ですが皮膚に出る疾患すべてを扱う領域です。「湿疹」「水虫」から「熱傷」「メラノーマ」まで様々な疾患が含まれます。医師不足の現在、県内の皮膚科重症患者は全て当院に集まるため、多様な皮膚疾患を経験することができ、皮膚科の研修を行うには大学病院は理想的な勉強環境です。専門医を取得した医師数も増加し、さらにアレルギー領域や膠原病などそれぞれの分野で国内留学等も積極的に行い、サブスペシャリティーを持った医師も増え、指導体制も整っています。研究分野は、遺伝性色素異常症などの色素細胞に関わる研究を中心に、細胞内膜輸送、ヒト皮膚色決定遺伝子(美白遺伝子やしみ遺伝子)や皮膚癌の研究も行っています。最後に、当教室は「信頼」「楽しさ」「一生懸命」をモットーに診療、研究、教育に励んでおり、研修医の先生方も研修先に選んで損は無いのではと考えています。


2.研修内容と特徴

まず、研修到達目標として以下のものが挙げられます。①外用剤の使用方法②手術方法(糸結び、縫合など)③保険診療④紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)⑤蛍光抗体法(直接法、間接法)⑥免疫組織化学法⑦カメラの使用方法、ダーモスコピー⑧皮膚病理組織の基本的な考え方⑨熱傷の基本処置⑩褥瘡の基本処置⑪パッチテスト⑫真菌鏡検。これらは皮膚科の診療に必要で習得すべきものと考えています。主な日常の業務は、外来業務、病棟業務、検討会があります。外来では、新患および処置係として、指導医とともに新患患者の診察、皮膚生検・小手術など外来で行う処置を担当します。多様な皮膚科疾患の初期像を経験でき、また、皮膚科の手技の基本を習得することができます。病棟では、病棟診療グループに参加します。現在病棟グループは3つに分かれていますが、どのグループでもすべての皮膚疾患を担当しており、悪性腫瘍の手術から、水疱症、膠原病、感染症と様々な疾患を経験することができます。慢性疾患の経過をじっくりみることができ、植皮術、皮弁形成術、センチネルリンパ節生検、リンパ節郭清術といった外来ではできない手術手技を経験することができます。検討会では、外来での臨床写真、病理標本をみることで、多数の疾患の診断の経緯、治療法などについて短時間で効率よく学ぶことができ、また、入院して手術する症例の病理学的な診断や術式について学ぶことができます。当科での研修の特徴としては、まずは県内の皮膚科重症患者が集まってくるので、どこへ行っても通用する知識と手技が習得できることと、業務量に対してまだまだ医師の数が少ないので、研修医も即戦力となってもらえるように、指導医側も必死で指導することです。このように、早く、一人前の皮膚科医に育てる指導体制は整っていると考えています。最後に、将来他科を考えている場合でも、褥瘡や薬疹、皮膚炎、帯状疱疹など勉強になることはたくさんありますので、少しでも皮膚科に興味のある方、待ってます。


3.キャリアパス・取得可能な専門医、認定医



【専門医受験資格】
 1)日本皮膚科学会入会後、認定専門医研修施設での5年以上の皮膚科の臨床研修(初期研修期間も含む)
 2)3編以上の原著論文発表
 3)論文、学会発表、講習会での所定単位の取得
 4)経験症例のサマリー、手術記録の提出

【専門医受験に必要とされる主な技能・手技】
 皮膚生検術、皮膚腫瘍(良性・悪性)切除術、皮膚病理組織診断法
 膠原病の診断・治療、重症熱傷者管理(補液、植皮法など)、白癬菌顕微鏡検査法
 皮膚アレルギー検査法(パッチテストなど)、 皮膚疾患の理学療法(紫外線療法など)
 皮膚悪性腫瘍(悪性黒色腫を含む)の化学療法、皮膚疾患の外用療法、その他

【専門医・学位取得後】
・皮膚悪性腫瘍指導専門医、美容皮膚科・レーザー指導専門医資格などの取得を目指すことも可能
・国内外への留学も積極的に支援

【コメント】
・指導医の増加(過去5年間で専門医資格を6名取得)により指導体制が充実しており、症例数も豊富なことから、皮膚科医を目指すなら最適な環境です。
・膠原病などの内科的疾患から、皮膚悪性腫瘍・熱傷のような外科的疾患まで、幅広く学ぶことができます。


4.問い合わせ先

直通電話  023-628-5361(医局)
担当者名 紺野隆之
E-mail t-konno@med.id.yamagata-u.ac.jp
URL http://minfo2.id.yamagata-u.ac.jp/hifuka/