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1.整形外科のメッセージ

 整形外科は運動器を診療の対象とする唯一の科であり、診断から手術を含む治療、リハビリテーションを中心とした後療法まで一貫して行います。運動器は骨、軟骨、靱帯、筋肉、神経から構成され、脊椎と骨盤に加えて肩甲帯、肘関節、手関節、手、股関節、膝関節、足関節、足を含む四肢を指します。対象となる疾患は先天異常を含む小児疾患から、変形性関節症などの変性疾患、関節リウマチに代表される炎症性疾患、スポーツ障害、外傷まで多岐にわたります。幅広い年齢層と疾患を対象とするのが特徴で、特に高齢化社会を反映して、変性疾患、骨粗鬆症に伴う骨折が増加しており、社会的にもニーズは増えています。小児疾患や関節リウマチ、スポーツ障害については治療も高度化する傾向にあり、近年その専門性が高まりつつあります。


2.研修内容と特徴

 山形大学整形外科では脊椎、肩、上肢、股、膝、腫瘍の6つの診療班を持ち、全ての疾患を網羅しています。整形外科は診療の対象となる疾患が多く、また小児から高齢者まで幅広い年齢層に対応しますが、大学病院では特に一般の病院では経験できないような先天異常、側弯症、小児股関節疾患、骨軟部腫瘍などの疾患を経験できるのが特徴です。変形性脊椎症、変形性関節症、肩腱板断裂などの変性疾患、関節リウマチをはじめとする炎症性疾患、大腿骨頭壊死症、肘部管症候群や手根管症候群などの末梢神経疾患を多く診療しますが、中でも関節リウマチは髙木教授の専門でもあるので、全県から多くの患者を集めて、生物学的製剤による治療や多彩な手術を手がけています。割合として多いのは変性疾患ではありますが、前十字靱帯損傷や肩関節脱臼といったスポーツ外傷の治療も行っています。さらに、手指切断や脊椎損傷、骨盤骨折などの重度外傷や多発外傷の症例も経験できます。
 当院のリハビリテーション部は脳血管リハビリ、運動器リハビリ、呼吸器リハビリに対応していますが、現在リハ部は整形外科のスタッフで運営されているので、リハビリテーションについても経験することができます。
 手術日は火曜日(脊椎、上肢、膝)と木曜日(肩、股関節、腫瘍)の二日間、月、水、金は外来日になっています。毎週月曜日と水曜日に術前後カンファレンスと外来症例検討会を行っています。


3.キャリアパス・取得可能な専門医、認定医

運動機能の回復と再建による健康をめざす医療
小児期の成長障害、スポーツ障害、思いがけない事故、外傷、中高年の関節・脊椎障害など、人間の限界を目指すスポーツ医学から高齢者の健康寿命の延伸まで、広範囲な領域の中での社会的期待が拡大しています。


4.問い合わせ先

直通電話  内線 5355
担当者名 医局長 佐々木幹
E-mail s-kan@msb.biglobe.ne.jp