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山形大学医学部がんセンターの設立について |
センター長 嘉山 孝正
山形大学医学部は高度のがん診療を目指して全国の大学医学部で初めての「がんセンター」を設立しました。その主眼はがん診療についての山形大学医学部における情報を収集、整理してデータベース化し、解析を行うことにより、社会へ向けての情報発信、診療の質の向上へ向けての体制整備、学外の研究とのリンクなどを目指すことです。
組織図をみていただければわかりますように、6部門をがんセンターの中に設置して、それぞれエキスパートの先生に担当をお願いしておりますが、医学部医学科、山形大学遺伝子実験施設の教員を網羅して構成員とした医学部上げての組織となっております。各部門のなかで中心的な機能を果たすのが「がん患者登録センター」です。がん患者の診療情報のデータベース化を行い、学内外でのがん診療、研究の中心的な機関として機能します。
さらに今後のがん診療に重要な提言を行っていくための高度がん診療企画室、がん遺伝子診療研究部、がん予防診療広報室を設置しております。従来附属病院に設置されておりました外来化学療法室、地域医療連携センターにはがん患者も含めて高度医療ネットワーク化に対応するための部門をがんセンターを構成する部門として設置しました。上記の目的を達成するために、講座、診療科の壁を取り払って患者中心のがん診療体制をより高度なものに組織化していきます。
平成17年4月からは、医学教育、研究にも機能するための「臨床腫瘍学分野」を医学部に設置して学生において臨床腫瘍学を体系的に教育するプログラムも開始しました。
このような学部をあげて取り組むがん診療体制はわが国の医学部では極めてユニークな存在ですが、世界レベルのがん診療を維持、推進し、この分野で世界に認められる成果を挙げていくためには是非必要な組織と考えております。
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