![]() |
||||||
|
||||||
|
腎細胞がん 手術では、小さな腎がんに対しては腎機能保持を目的として、腹腔鏡下腎部分切除術を積極的に行っています。5-7cmの小さな傷か、場合によっては、孔を開けるだけでも手術が可能です。またほとんどの症例では根治的腎摘除術も腹腔鏡下に行っており、通常20−30cmある皮膚切開が、7cmで手術可能です.転移のある進行腎がんに対しては、従来からのインターフェロン療法、インターロイキン2療法に加え、細胞療法(非骨髄破壊同種末梢血幹細胞移植・血縁者からの幹細胞の移植、通称ミニ移植)の施行に向けて準備をすすめています。 |
|||||||||||||||
腎盂・尿管がん 標準の術式である腎尿管全摘除術はほとんどの症例で腹腔鏡下に行っています。従来の開腹手術では側腹部から下腹部にかけて30cmの皮膚切開が必要でしたが、下腹部の約7cmの目立たない傷で済むことがほとんどです。 |
||||||||||||||||
膀胱がん 表在性(早期)のがんについては、低侵襲の経尿道的内視鏡的切除をおこなっています(皮膚は切らないで済みます)。浸潤性(進行)がんに対しては、症例によっては術前化学療法を行い、根治性(確実に治す)を第一に考え治療をしています。 |
||||||||||||||||
前立腺がん より確実な診断(見逃しを少なくする)のために、パワードップラーエコーガイド下で経直腸的16ヵ所生検(通常は6ヵ所生検)を行っています。この際にはしっかりと麻酔をして、痛くないようにしております。根治的前立腺摘除術も手術後の機能を重視した神経温存手術を積極的に取り組んでいます。 |
||||||||||||||||
精巣腫瘍 青壮年に好発し、最初の治療が非常に大切ながんです。きちんとした病期診断の後に抗がん剤による化学療法、手術療法、ときに放射線療法を組み合わせ完全治癒を図っています。難治性の症例には自己末梢血幹細胞移植を併用した高用量化学療法を治療戦略に組み入れています。 |
||||||||||||||||
副腎腫瘍 全国でも有数の副腎疾患取り扱い施設であり、日本全国からの紹介患者を受け入れています。診断、内分泌管理(術前術後)、治療(オープン手術、腹腔鏡手術など)を含めて習熟したスタッフが多く、ほとんどの症例は腹腔鏡手術により治療しています。 |
||||||||||||||||
腎部分切除術 通常、腎がんに対しては癌のできた腎臓を周囲脂肪組織と一緒に全部摘出する根治的腎摘出術が行われます。しかし、腫瘍が小さく(≦4cm)外側に突出する場合には腫瘍を周囲の正常腎組織をつけて切除して、腎臓の機能を温存する腎部分切除術が行われます。麻酔は全身麻酔で、体腔鏡下に行われることもありますが側腹部の皮膚を約15cm程度切開して行うことが多いです。場合によっては肋骨を数cm切断することがあります。腎臓の周囲の脂肪組織をはがし、超音波で腫瘍の位置を確認します。腎臓の動脈静脈に出血予防のためのクランプをかけ、腎機能を保つために腎を氷で冷やし、阻血時間が長くならないように素早く腫瘍を周囲組織の一部とともに切除します。出血や尿の漏れを防ぐために切除面を縫合し、人工の接着剤を塗布し脂肪組織や止血用の綿を縫いつけた後、クランプを解除して血流を再開します。まれに出血のコントロールがつかない場合などに腎臓全部を摘出しなければならないことがあります。腎臓は細かい血管の塊であり、切除すると非常に出血しやすい臓器なので、術後は出血予防のために数日間安静が必要となります。また切除面から創内に尿が漏れたり、腎臓の機能が低下することがあります。 |
||||||||||||||||
自排尿型代用膀胱造設術 浸潤性膀胱癌に対しては腫瘍を膀胱ごと全部取りきる膀胱全摘術が行われますが、その場合、尿を体外に出すための尿路変更術が必要となります。そのうち自排尿型代用膀胱造設術(ネオブラダー)は、回腸を40cmほど切り取って膀胱の代わりとなる袋を作り、尿道と吻合するものです。回腸導管造設術に比べて手術時間は長くなりますが、ストーマ管理を必要とせず、尿道から自然な形での排尿が可能になります。この手術法は浸潤性膀胱癌があり、@膀胱の出口や尿道に癌がない、A腎機能が正常、B腸管に問題がない、C高齢でない、D全身合併症による危険が少ない方が適応になります。手術の直後は新膀胱の容量が小さいために尿失禁や逆流による腎盂腎炎をきたす割合が高くなりますが、習慣的排尿や骨盤底筋群のトレーニングにより時間とともに容量は増大し失禁の頻度も減少します。また逆に十分に排尿しきれずに残尿が残り、自己導尿が必要になる方もいます。その他、腸閉塞や膀胱と尿管・尿道の吻合部からの尿の漏れ、吻合部が狭くなり尿が出にくくなるなどの合併症が起こることがあります。 |
||||||||||||||||
◆◇ 基 礎 ◇◆ |
||||||||||||||||
前立腺癌の再燃や尿路上皮癌の転移を早期にとらえるための分子生物学的診断法の開発、およびそれらに対する治療の開発(アンチセンス法など)に取り組んでいます。 |
||||||||||||||||
2.男性学(アンドロロジ−)の診療内容と研究 |
||||||||||||||||
◆◇ 臨 床 ◇◆ |
||||||||||||||||
男子不妊症 原因の検索のため、ホルモン検査、染色体検査や遺伝子診断を施行しています。 精索静脈瘤による造精機能障害の治療として腹腔鏡下内精静脈結さつ術を施行し、閉塞性無精子症に対しては顕微鏡下精管精管吻合術や精管精巣上体吻合術も施行しています。非閉塞性無精子症に対しては精巣内精子採取術により精子を凍結保存し、産婦人科と共同して顕微受精による治療を行なっています。 |
||||||||||||||||
勃起不全、男子更年期障害 勃起障害に対しては、バイアグラや漢方薬による治療を施行し、効果がない場合には、陰茎の静脈結さつ術、動脈吻合術やプロステーシス挿入手術を施行しています。男子更年期障害に対しては、男性ホルモン補充療法や漢方療法を施行しています。 |
||||||||||||||||
男子外性器異常 停留精巣や尿道下裂に対する手術療法を施行しています。特に、非触知精巣に対しては腹腔鏡による診断だけでなく、腹腔鏡下での停留精巣根治術も施行しています。男子外性器異常患者は、将来造精機能障害を合併する確率が高いため、手術後も成人になるまで定期的にホルモン検査などの精巣機能の検索を施行しています。 |
||||||||||||||||
◆◇ 基 礎 ◇◆ |
||||||||||||||||
精子になる以前の未熟精細胞を用いた核移植により無精子症の治療法を開発しています。分子生物学的手法を用いて男子不妊症や男子外性器異常の原因遺伝子の特定を行なっています。 |
||||||||||||||||
3.腎移植について |
||||||||||||||||
| 教室では平成4年10月から腎移植を開始しており、平成14年10月まで生体腎移植15例、献腎移植4例の計19例を実施してきました。移植腎の1年生着率は90%以上を保っており、国内外の成績と比較しても、遜色のない成績を得ています。腎移植後の免疫抑制剤の一つであるステロイド剤を、可能な例には移植後6ヶ月前後で中止し、ステロイド剤による多くの副作用回避を可能としたことは、国内の学会発表においても高い評価を得ております。現在、より低侵襲の手術を目指して、生体腎移植ドナーの腹腔鏡下腎摘出術も施行しています。 | ||||||||||||||||
4.排尿障害に対する診療内容 |
||||||||||||||||
前立腺肥大症 病状の的確な把握を侵襲の少ない(痛くない)検査(国際標準アンケート、超音波検査,尿流測定など)で行い、もっとも適切な治療法を選択できるようにしています。 |
||||||||||||||||
神経因性膀胱 膀胱機能評価を適切に行い、薬物療法、間欠自己導尿を含めた治療法により、腎機能の保持のみならず、患者様のライフスタイルに合った治療法を選択するようにしています。 |
||||||||||||||||
腹圧性尿失禁 経産婦は高頻度で尿失禁を起こしますが、多くの場合、生活指導・体操・薬物療法で改善します。当科ではカウンセリングとこれらの治療法を行っています。症例によって、手術療法(TVT手術)により治療を行います。 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||