講座の歴史

 山形大学医学部附属病院における救急改革は、現在の医学部参与であり当時脳神経外科学講座教授の嘉山孝正先生が初代救急部長となった平成10年に始まりました。大学病院の救急部が地域の重症患者を受け入れる3次救急担当部門として機能するよう病院全体の救急医療体制を新たに構築し直し、平成11年1月からこのシステムの運用を開始しました。“学生ならびに若手医師の救急教育は大学病院で行わなくてはならない”という嘉山先生の信念に基づく大改革となりました。

 平成13年には山形大学医学部に新たに救急医学講座が開設され、初代教授として川前金幸先生が着任し、同時に附属病院救急部長を務めることとなりました。山形県の救急医療発展のため山形県救急医療高度化推進協議会の会長に就任し、医学部学生に対する救急医学教育に力を注ぎました。平成20年に同氏が麻酔科学講座の教授に就任したことを受けて、救急部長を嘉山先生が、救急医学講座の准教授であった伊関憲先生が救急部副部長を務める体制となりました。

 平成24年に救急部長は佐藤慎哉先生へ交代となり、平成25年5月からは中根正樹先生が救急医学講座の准教授と救急部副部長を兼務する体制に変わり、麻酔科との協力のもと、救急集中治療における学生教育の主軸となって、臨床実習の充実化をはじめとした救急医学教育ならびに初期研修教育を発展させました。

 平成26年には再び川前先生が救急部長となり、その後任として平成29年1月からは中根先生が救急部長、救急科長を務め、現在に至っています。