当講座の研究に関する倫理審査申請書

●倫理審査申請書(No.1)
研究責責任者  大江倫太郎
研究課題名   芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の臨床病理学的検討
通知番号     第59号
通知年月日   平成27年6月15日

①本研究の目的,対象,方法
【研究目的】
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm; BPDCN)は、形質細胞様樹状細胞(plasmacytoid dendritic cell)の前駆細胞の性格を有する腫瘍であり、現在までに300例程度の報告がみられる。BPDCNの90%は皮膚を原発巣とし、真皮から皮下組織に病変を形成するが、表皮構成は示さずgrenz zoneを形成することが特徴的である。また、骨髄に進展し、白血化し急速な経過をとることが多い。今回我々は、複数のBPDCNを経験したので文献学的考察を加えて検討する。

【研究の対象】
データ解析は、主に臨床所見とパラフィン包埋組織から得られた病理組織学的所見を用いる。生検日および手術日以前の説明の際に、術者より患者本人へ「検体使用に関する承諾書」で、説明、同意を得ている。これをもって生検および手術検体の研究使用に対する同意とする。
IgやTCRの遺伝子再構成や、Gバンド分析などの遺伝子データの解析も行うが、これらは診断時に必要な検査であったため、介入や侵襲性はないと思われる。

【研究方法】
芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍と診断された患者を対象とする。

②研究機関名 病理診断学講座

③保有する個人情報に関して問い合わせ,苦情等の窓口の連絡先
  病理診断学講座 〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2
  Phone 023-628-5238
  Fax 023-628-5240



●倫理審査申請書(No.2)
研究責責任者  宇都宮文
研究課題名   肝細胞癌、肝内・肝門部胆管癌の癌幹細胞と樹状細胞およびマクロファージの細胞間接触の意義
通知番号    現在申請中のためなし
通知年月日   現在申請中のためなし

①本研究の目的,対象,方法
【研究目的】
癌幹細胞は自己複製能を有する細胞亜群で、化学療法や放射線治療に抵抗性を示す。肝細胞癌や肝内・肝門部胆管癌を含む多くの固形癌で癌幹細胞が同定されつつある(Yamashita T,et al;Discrete nature of EpCAM⁺and CD90⁺ cancer stem cells in human hepatocellular carcinoma.Hepatology 57:1484-1497,2013)。これらの細胞は、CD133、EpCAM、CD90やaldehyde dehydrogenaseなどの特異的なマーカーを発現する。
一方、種々の癌組織には癌免疫を誘導しうる樹状細胞が存在し、癌関連抗原をリンパ球に提示する。肝Kupffer細胞や外来性の肝外マクロファージ(M1,M2の亜型に分類される)も癌免疫を促進あるいは抑制する。
しかし、肝細胞癌や肝内・肝門部胆管癌における、癌幹細胞と樹状細胞やマクロファージとの細胞間接触の頻度、機序や意義は不明である。
本研究では、肝細胞癌や肝内・肝門部胆管癌の癌幹細胞と樹状細胞やマクロファージの局在や細胞間接触の意義を、解析することを目的とする。

【研究の対象】
2003年から2016年に、山形大学医学部附属病院及び米沢市立病院で手術された肝細胞癌と肝内・肝門部胆管癌の症例、および2015年から2017年に山形大学医学部附属病院で病理解剖された、肝臓に腫瘍のない症例。

【研究方法】
肝細胞癌や肝内・肝門部胆管癌の組織を用いて、ホルマリン固定・パラフィン切片で、癌幹細胞マーカーと樹状細胞・マクロファージマーカー、あるいはそれらの接着因子に対する抗体を使用し、免疫染色で局在と意義を明らかにする。
肝細胞癌と肝門部・肝内胆管癌における癌幹細胞上の腫瘍関連マーカーを、樹状細胞やマクロファージが認識可能かどうか調べ、認識可能であるとすると、抗腫瘍免疫を介して全ての癌細胞を排除することが可能となる。肝細胞癌と肝門部・肝内胆管癌で、癌幹細胞癌と樹状細胞・マクロファージが接触可能な癌とそうでない癌の形態的な違いを比較する。

②研究機関名 病理診断学講座

③保有する個人情報に関して問い合わせ,苦情等に関して
*研究対象者が識別される試料や情報の利用に関して、研究対象者またはその代理人により拒否の申し出があった場合は、直ちに研究対象から除外いたします。ただし、試料や情報に関して匿名化がなされた後は個人を特定できないため、研究対象から除外できない場合があります。

連絡先:
病理診断学講座 〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2
Phone 023-628-5238
Fax 023-628-5240



●倫理審査申請書(No.3)
研究責責任者  樺澤崇允
研究課題名   甲状腺乳頭癌のリンパ管侵襲と腫瘍関連マクロファージの関連性について
通知番号    現在申請中のためなし
通知年月日   現在申請中のためなし

①本研究の目的,対象,方法
【研究目的】
甲状腺乳頭癌と濾胞癌はいずれも甲状腺濾胞上皮細胞由来の悪性腫瘍でありながら、その主たる転移様式はそれぞれリンパ行性と血行性転移で対照的であり、その転移様式の相違の理由は解明されていない。
また、甲状腺癌でも腫瘍関連マクロファージ(TAM)の腫瘍免疫への寄与が報告されているが、TAMと甲状腺癌のリンパ管侵襲の関係性に関する先行論文は2編のみである(Thyroid. 23, 2013; 720-6, Carcinogenesis. 35, 2014; 1780-7)。
今回我々は、甲状腺乳頭癌がリンパ管侵襲を高頻度に来すのがTAMに起因しているという仮説を立て、乳頭癌と濾胞癌を比較することによって、その組織学的な証明を試みる。

【研究対象】
2000年から2017年に、山形大学医学部附属病院で手術された甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌の症例。

【研究方法】
・過去に外科的手術で摘出されたヒト甲状腺乳頭癌と濾胞癌のホルマリン固定パラフィン包埋切片を使用する。
・マクロファージマーカー(CD68, iNOS, CD163, CD206, Ho-1)とリンパ管内皮マーカー(D2-40)により免疫組織化学を施行する。マクロファージマーカーにより、切片内のマクロファージをM1 (CD68+iNOS+), M2 (CD163+/CD206+), Mox (Ho-1+)に亜分類し、その局在とリンパ管(D2-40+)との位置関係を検討する。
・リンパ管侵襲病変でも同様のマクロファージマーカーの発現の検討を行う。

②研究機関名 病理診断学講座

③保有する個人情報に関して問い合わせ,苦情等に関して
*研究対象者が識別される試料や情報の利用に関して、研究対象者またはその代理人により拒否の申し出があった場合は、直ちに研究対象から除外いたします。ただし、試料や情報に関して匿名化がなされた後は個人を特定できないため、研究対象から除外できない場合があります。

連絡先:
病理診断学講座 〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2
Phone 023-628-5238
Fax 023-628-5240

HOME