山形アカデミズム宣言

私は、長年考えている、かなり前衛的な理論があります。生物学的事象を収束とゆらぎに分類する理論です。
これをシグナル伝達機構の分類に用いることができると考え、教室研修の折々に学部学生と実験をしてきました。
その結果をまとめ、山形大学紀要(医学)に投稿しました(その一部を下図に示します)。

山形大学紀要(医学)!?
impact factorもなく、PubMed
に載らない雑誌に投稿してどうする!』と、その筋の先生方から、おしかりがあることと思います。

しかし、、以下は、山形大学紀要への投稿時のcover letterの追伸です。
  昨今、論文の誇大発表、研究資源の偏在、大学の専門学校化など、経済的功利主義によるアカデミズムの浸食が止まりません。特許争いだけでなく、科学発表の要となる学術雑誌も、価格高騰・抱き合わせ販売・オープンアクセスの阻害など、研究者と出版社との対立が生じている国さえあります。
 このような情勢の中、私は、山形大学紀要(医学)の価値について再発見をいたしました。科学的発見の歴史は、社会的権威から離れ、自由に発表することに始まりました。それこそがアカデミズムの神髄であります。そして、社会的貴賎・優劣から隔絶された中において生まれた思考こそが、既存の学説から離れ、新たな視点を与えるための必要十分条件であります。
 すなわち、山形大学紀要(医学)の『権威ある論文検索サイトに載らない事』、『インパクトファクターが無い事』、そして、『山形大学職員に優先的である事』、これら全てが、現在においては、自由な発表と経済的隔絶性をもたらすための最適条件となります。
 我々山形大学職員が、上記に示す点において、山形大学紀要(医学)の価値を認識することで、『山形大学のアカデミズム復興主義』とでも呼べる新たな流れが生まれると確信いたしております。もし、上記の考えにご賛同し、『アカデミズム復興主義』の編集方針を告示していただけるとしたら、山形大学紀要(医学)は、新たなアカデミズムの流れの旗印となると確信しております。この志を持って、この論文を投稿させていただきます。

私は、経済的功利主義が科学の発展に必要な要素であることは、全く、否定する気はありません。
しかし、経済的功利主義の行き過ぎはアカデミズムの本質を変貌させてしまうと危惧しております。
研究者は、意識的に経済的追求とアカデミズムとのバランスを取るべきと思います。
アカデミックガウンの発祥を想起していただきたい。
着用している衣服で、貧富・社会的身分が露見するのを隠し、
それらに左右されない判断をするためと聞きました(刈谷剛彦著「イギリスの大学・ニッポンの大学」)。

そこで、皆様、萌芽的・前衛的な論文を山形大学紀要(医学)に投稿しませんか?
かの有名なBurnet博士のB細胞クローン選択説の初稿は、
Australian Journalです。
最近は、論文検索は、
PubMedだけでなく、Google scholarも使われます。
検出力だけで比べれば、
Google scholarの方が強力に思います。
そして、山形大学紀要も
Google scholarやGoogle
でヒットします。
これも1つのOpen Journalじゃないでしょうかね。

山形大学以外の方でも、山形大学の職員にご連絡いただければ投稿できます
!
山形大学紀要が、yahooな超前衛的科学雑誌になる事を夢見ております。

  
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フローサイトメトリーによる収束とゆらぎのシグナル測定