第1学年からの免疫学が始まりました

昨年度から、一年生の後期から免疫学の講義が始まることとなりました。若者は、教科書的知識を身につける一方、既定の知識にとらわれないyahoo(野蛮人)の感覚を身につけなくてはいけないと、私は考えております。この2つは、論理的思考と科学的発見に必要不可欠だからです。(『科学的発見のパターン』ハンソンN.R.著/講談社学術文庫ご参照のこと)
テストにばかり追われると、どうしても、前者のみに追われてしまう傾向があります。
第1学年では、生命科学的基礎知識の蓄積途中であり、秀才性と
yahoo性
を基礎講義の中で体感してもらうには、
絶好の時期と考え、以下のような課題を出しました。

レポート課題:自然免疫II. IIIの講義において、自然免疫応答に分類される、好中球・NK細胞・補体・炎症性サイトカイン等の作用について解説した。それらの中から1つを選び、その自然免疫の作用と、ヒトの社会的活動や医療行為などの中に相似性を見いだし、類似と考えた理由を説明せよ。また、見いだした類似性の中に、一致しない相違点も(敢えて)見いだし、相違点から類推される新規免疫応答を想像し、述べよ。』

例文を別途示したのですが、私の想像以上に、見事に答えてくれました。
山形大学医学部の学生は、ただの秀才の集まりではなく、知的自由人になれる事を心強く感じました。類似例は、フランス革命・イジメ問題・村社会・アンパンマン・性的志向等など、ユニークかつ多岐にわたっておりました。自然免疫系を自衛隊・軍隊・SNS・救急隊との類似性に例えたレポートが比較的多かったです。その中の秀逸レポートをご紹介します。
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☆『好中球と常備軍との類似性について』H.B. さん 
☆『NK細胞とTwitterによる情報発信との類似性について』K.S.さん 
 
『自然免疫に見る米国社会』K.Y.さん
 

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