高次脳機能障害への社会の取り組み

 

 昔は、“脳が損傷されたら障害が残っても仕方がない、命があるだけ、不自由はあっても動けるだけよい”、という風に考えられてきました。その後、障害としては麻痺や切断のような目に見えるものが主として取り上げられ、社会的な支援の対象となってきました。そのため、高次脳機能障害に社会の目が向けられたのはごく最近のことです。平成13年度から18年度まで、高次脳機能障害支援モデル事業が全国の数カ所で開始され、平成19年度からやっと各県毎の高次脳機能障害支援普及事業が始まりました。山形県では平成20年12月に高次脳機能障害者支援センターが開設され、当科もその一翼を担っています。