研修目的

 昨今、MRI・PETといった高度な画像処理機能を持った画像診断機器が導入され、また、基礎医学の面でも免疫組織化学やカルシウム やpH等の細胞内イメージングといった分野で高度な画像処理技術が用いられるようになり、「画像処理」ということがより身近なものとなってきている。 我々の仕事の上で画像を処理する身近なものとして、スライド作製がある。 従来は原図をネガフィルムに撮ってそれを反転して作製していたが、今では、原図をイメージスキャナーで取り込み、コンピュータでの画像編集、処理を 経てスライド作成装置へといった作業に変わってきた。

 このように、画像というものが我々の仕事にますます関ってきている。そこで今回の研修はテーマに画像という多種多様にわたる中から、身近に関っているフィルム(写真材料)の基礎知識を習得すること、医療画像を診断に活用するための実例や仕組について、スライド作製のための画像編集の進め方、光学 機器の中で最も身近な顕微鏡光学の基礎知識及びデジタル画像に関することなどについて研修することとした。また、医療の実践において画像は診断・治療 になくてはならないものになっている。そこで脳における診断・治療のための画像の応用(例)について脳神経外科学講座・教授、嘉山先生より御講演いただくこととした。

 以上のように、画像の基礎知識から医療現場での画像応用までを盛り込んだ研修内容となっている。それらを習得することにより、我々の仕事がより幅の広いものとなり、画像というものがさらに身近なものとなれば幸いである。

 なお、次回第3回目の研修テーマに、遺伝子工学に関する内容を計画している。そこで、今回の研修の最終日には「遺伝子工学の基礎」ということで、解剖学第2講座・教授、後藤先生より御講演いただくこととした。

             技術部研修実施準備委員会 一同