第11回 山形大学医学部遺伝子実験施設DNA組換え実験トレーニングコース実施のお知らせおよび受講者募集


 平成25年3月11日(月)〜15日(金)の5日間にわたり,山形大学医学部遺伝子実験施設において, DNA組換え実験の基礎テクニック技術研修を行います。つきましては,下記の要領で,受講者を募集します。
<目的>
本トレーニングコースは,研究者がDNA組換え実験を研究の中に取り入れるために,一連の基本テクニックを修得することを主要な目的としています。
<受講対象者>
主として山形大学内の研究者(大学院生および職員)および学外研究者とします。ただし、学部学生の場合は担当教官の承認が必要となります。受講者は,全日程参加を前提とし,個人単位または二人一組(日程の都合で,交代で参加する場合でも可)で実習に取り組んで頂きます。また,学生教育研究災害障害保険等に加入していることが望ましいです。
<定員>
12名(組)まで。山形大学外の研究者に対しては,最低4名の受講枠を設けます。二人一組で実習に参加される場合は,共同で実習を進めてください。
<受講料>
・山形大学内の研究者
1,500円(二人一組で参加の場合でも,一人あたり1,500円)
・ 学外研究者
17,000円(二人一組で参加の場合は,一人あたり10,000円)
<納付方法>
学内受講者は「校費(大学運営資金)」の振替,または委任経理金等からの支払。医学部事務を通じて各受講者の所属部局に事務手続きを行います。学外受講者は,受講料を奨学寄付金として,医学部事務へ納付していただきます。領収書を発行します。
<宿泊>
小白川地区にある山形大学宿泊施設は,本施設がある飯田地区から離れており,利用には不便なため,学内宿泊施設の斡旋は致しません。飯田地区または山形駅周辺の市中の宿泊施設を利用してください。
<申し込み方法>
申込み様式(こちら、excel file)に,氏名(フリガナ)・連絡先(電話番号・E-mailメールアドレス)・所属(学生の場合,専攻学年まで記入)・テキスト送付先住所郵便番号・組換えDNA実験経験の有無(有の場合は経験年数および実験内容)・受講期間中の緊急時連絡先を記入して,山形大学医学部遺伝子実験施設まで,E-mailで申し込んでください。
<申し込み・問い合わせ先>
〒990-9585 山形県山形市飯田西2-2-2 山形大学医学部遺伝子実験施設
担当:岡野・中島(iden@med.id.yamagata-u.ac.jp)
TEL: 023-628-5902; FAX: 023-628-5900
【実習内容】
(A) GFP融合タンパク質産生用の組み換えベクターの構築,培養細胞へのDNAの導入および観察
(B) PCRによるcDNAからの目的DNAの増幅(RT-PCR),PCR産物のクローニング,DNAシークエンス
(C) 組織からのRNA抽出,cDNAの合成,発現確認のためリアルタイムPCR解析
(D) マウスゲノムDNAの抽出,PCRによる目的遺伝子有無の確認
(E) 培養細胞へのRNAi発現ベクター導入,GFP発現観察によるノックダウンの確認
【実習日程】
「DNA組換え実験の基礎」「実習の解説」についての講義を,待ち時間等に適宜,行います。
3月 11日(月)
午前8:30-9:00 講義「実習の解説」
午前9:00-12:00 (A) 組換ベクター構築のためのplasmid DNAの制限酵素処理,DNA電気泳動
午後13:00-1800 (A) DNA断片のゲルからの回収(NaI法)・組換(ライゲーション),大腸菌への組換DNA導入(トランスフォーメーション)・プレートへの植菌
3月12日(火)
午前9:00-12:00 (A) シングルコロニーからの大腸菌の培養(〜9時間)
(B) cDNAを鋳型としたPCRによる特定DNAの増幅(RT-PCR)
・カラムによるそのPCR産物の精製
午後13:00-1800 (B) PCR産物のクローニング(TAクローニング),大腸菌へのplasmid導入・プレートへの植菌(ブルーホワイトアッセイ法を用いて組換体を選別)
(C) 組織からのRNAの抽出(AGPC法)
(A) plasmid DNAの精製(プラスミド自動抽出機を使用)
3月13日(水)
午前9:00-12:00 (B) シングルコロニーからの大腸菌の培養(〜9時間)
(A) 組換体確認のための,plasmid DNAの制限酵素消化・電気泳動
午後13:00-1800 (C) RNAからのcDNA合成,リアルタイムPCR解析
(B) plasmid DNAの精製(プラスミド自動抽出機を使用)
3月14日(木)
午前9:00-12:00 (B) 組換体確認のための,plasmid DNAの制限酵素消化・電気泳動
(A) 細胞導入用plasmidの精製,精製plasmidと(E) RNAi発現用plasmidの培養細胞への共導入
午後13:00-1800 (B) Dye Terminator法によるクローン化DNAのシークエンス(ABI3100を使用)
(D) マウス組織の採取,Proteinase Kによる消化
3月15日(金)
午前9:00-12:00 (D) マウスゲノムDNAの抽出,ゲノムDNAを鋳型としたPCR
(A) 蛍光顕微鏡による培養細胞におけるGFP蛍光の局在の観察、及び(E) RNAiによるノックダウン効果の観察
午後13:00-1800 (D) PCR産物の電気泳動
(B) シークエンスDATAの解析