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021219:北極の氷、今夏の面積は最も小さく 米の衛星観測で判明

 1880年代からの観測史上2番目に暑い年となった今年、グリーンランドの氷床の氷の溶解量が過去24年間で最も多く、夏の北極の氷の面積は最も小さかったことが米国の人工衛星による観測で分かった。米海洋大気局(NOAA)が17日、発表した。
 近年の地球温暖化傾向に加え、北極域の気象が周期的に変動する「北極振動」という現象で、気温が高かったことが原因。 NOAAなどの研究グループは「氷が解けて、大量の真水が流入し、北極海の塩分濃度が変わると、海水の循環や世界の気候に大きな変化がもたらされる」と警告している。
 NOAAなどによると、今年の夏に解けたグリーンランドの氷床の面積は過去の平均より9%多い68万5000平方キロで、観測を始めた1979年以来、最高を記録した。 また、夏に北極海を覆っていた氷の面積は512万平方キロ。昨年比で4%、平均に比べると14%も小さく、78年の観測開始以来、最小だった。
 グリーンランド氷床の溶解量は観測以来、一貫して増加する一方、北極域の海氷面積は減少傾向にあり、地球温暖化が続けば、北極海の氷は、今世紀末には消失すると予測されている。

情報源:毎日新聞、2002年12月19日